「縄文なべコンテスト応募作品」

親子で作る「青い海と森の、秋の親子なべ」

1.材料(5人前)

購入直接額として2千円程度、実使用分は一人分300円程度

1)海の素材

・鮭の親子 生の鮭(半身の1/4)と、はららご(鮭のたまご)適当

・ほたて 中10個(大では5個)

2)森の素材

・なめこ 1パック

・まいたけ 1/2パック

・ならたけ(さわもたし・かっくい・ぼり)=しめじで代用可 1/2パック

3)野・畑の素材

・長いも 細いもので20cm、太いもので10cm

・にんじん 1本

・ごぼう (細)1本、(中では1/2本)

・菊の花 乾燥1/3枚 生で5輪程度

・しろごま おおさじ3

・かたくり粉 少量

4)その他の材料

・とりの挽き肉 200g

・たまご 1個

5)調味料

・塩

・しょうゆ 少々(なければ美味しくない)

2.作り方

1) ならたけは、生なら下茹で、塩漬けは塩抜きをする。

2) まいたけは先に下茹でをする。(しないと薄黒く汁に色がつく)

3) ごぼうをささがきにして、水に浸す。

4) にんじんもささがきにする。

5) 生鮭は、スプーンで身をこそげとる。鮭をすり鉢に入れすりつぶし、

   塩と玉子を入れて粘りを出す。

6) 鍋に水2・を入れ、火にかける。

7) にんじん・ごぼう・きのこを鍋にいれる。

8) とりの挽き肉に塩と少量のかたくり粉を入れ、ごまを混ぜてよく掻き混ぜる。

9) 沸騰したら、とりの挽き肉をスプーンで掬って鍋に入れる。

(2本のスプーンを使い、団子状にする)

10) 鮭のすり身をスプーンですくい、鍋に入れる。…アクをよくすくう。

11) ほたてを入れる。

12) (水に入れて戻した)(ゆでた)菊の花を鍋に入れる。

13) 長いもの皮をむき、直接すり鉢でする。すりこ木ですり、滑らかにする。

14) 塩で味を付け、しょうゆを少量加えて、味をととのえる。

15) 熱いうちに汁・実を器に盛る。

16) すった長いもを汁の上にかける。(雪を降らせて)

17) 白い長いもの上に、はららご(鮭のたまご)をのせる。(環状列石を作る)

3.道具

1)大きななべ

2)すりばち・すりこ木

3)スプーン数本・たけべら

4)にんじん・ごぼうのささがき用のナイフ、ピーラー

5)ボウル

4.テーマ

・古代からあったはずの食材を主体として、

・青森県産の海と畑の素材を加え、

・日本中どこの地方でも容易に入手できる「秋の材料」に絞り、

・包丁を使わずに、親子で野外で簡単に調理ができ、

・子供が食べられるように、生臭さや苦さを混ぜないで、

・お酒も飲める素朴な味付けにして、

・現代風に料理した。